中野 貴之 弁護士 那覇支店 支店長

私たち弁護士にとっての当たり前と、一般の方の当たり前は違う、という点を常に忘れないようにしています。
わかりやすい例で言うと、法律用語です。たとえば「金員」という言葉を法律家はよく使うのですが、一般の方からすれば、「金銭」でなければきっと伝わらないでしょう。
このように、相談者の方とお話しさせていただくときは、日常生活でよく使われる言い回しに変えるなど、独りよがりにならずに、相談者の方と同じ目線に立つことを大切にしております。

相談者の方が、晴れ晴れとした表情で事務所をあとにされると、非常にやりがいを感じますね。
やはり、ご相談に来られた当初は、さまざまな不安がお顔に出ている方が多く、険しい表情をされています。しかし、ご相談が進むにつれて、徐々に解決への道筋が立っていくと、皆さん表情が柔らかくなっていくんです。「少しは力になれたのかな」、「弁護士になってよかったな」と思う瞬間ですね。

各種の統計によると、残念ながら、沖縄県の所得は全国でも決して高いほうではありません。そのため那覇支店には、やはり債務整理のご相談が多く、その内容もハードなものが多いです。お一人で抱えていらっしゃっても、状況は改善しづらいと思いますので、ぜひお早めにご相談いただければと思います。

ちなみに、なかには「沖縄ならでは」といったご依頼もあります。
たとえば、資産として”軍用地”をお持ちの方が珍しくありません。ほかにも、家計に「模合」の表記があることもあります。これは「もあい」といって、多人数間でお金の貸し借りのようなものを行なう、沖縄独自の風習のことです。あくまでも、仲間内のコミュニケーションを活発にすることが目的の風習なので、明るくにぎやかな沖縄らしいなと思いますね。

那覇支店は、「パレットくもじ」という大きな商業施設内にありますので、お車はもちろん、モノレールなどの公共交通機関でのアクセスのしやすさも抜群だと思います。
また那覇支店の事務所は、「パレットくもじ」のなかでも、人目につきづらい場所にあります。無料の駐車場も、施設の外に用意してありますので、「そもそも法律事務所に入るところを見られたくない…」という方でも、安心してご来所いただけるのではないでしょうか。
さらに、アディーレはお電話でのご相談も随時受け付けておりますので、足を運ぶことが難しい方は、お気軽にお電話いただければと思います。

当事務所にご相談いただくまでは、借金で経営破綻寸前であった自営業者の方がいらっしゃいました。
しかし、ご相談・ご依頼いただき、債務整理を行ったことで、無事に経済的に更正していただくことができたんです。
その方は、現在でもご商売を継続できているようで、本当にうれしく思っています。「債務整理をしたら、いろんなものを失ってしまう…」と思われがちかもしれませんが、このケースのように、最小限のご負担で状況が改善することも大いにあります。「相談してみてから考える」ということもできますので、ぜひお声がけください。

このインタビューをご覧いただいている方のなかには、今まさに、弁護士への相談をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、もしそのお悩みが「風邪」だったとしたら、「お医者さん」に診てもらうことをためらわれることはないはずです。
もちろん、迷われている理由は人それぞれ違うでしょう。ですが、ひとまずご相談をいただければ、何かしらのご提案はできると思いますし、もしかすると、そのまま解決できてしまうかもしれません。
「弁護士」、「法律事務所」と身構えられなくても、「体調が悪いから、お医者さんに診てもらう」くらいの考えで構わないのです。那覇支店一同、皆さまのご来所を心よりお待ちしております。